私が愛人に興味を持ったのには理由があります。もちろん癒しを求めていたからですが、理由は他にもあるんです。実は私の会社の先代の社長でもある父親が、常々こんな事を言っていました。

 

「男だったら愛人のひとりやふたり作らなくてはダメだ。一人前の男の証だ」

 

こんな言葉を聞けば最低な父親だって思われるかもしれないですが、父はもともと無類の女好きで、何度も私の母を悲しませていました。浮気は日常茶飯事で外泊もしばしばありました。若い時にはそんな父の女癖を嫌っていましたが、私もこの歳になると父の気持ちが理解できるようになりました。

 

愛人契約をするには経済的な余裕が必要です。その為、一人前の男でなければ愛人は作れない。というのが父の信念だったのでしょう。それに経営者として一心不乱に頑張ってきた自分へのご褒美とも考えていたのかもしれません。

 

私も父に負けないよう必死に仕事をしてきました。今では経済的にも豊かになりました。あの頃の父と同じように一人前の男の証を手に入れてみたいと強く思うようになりました。

 

妻や息子、従業員にはこんなことは言えませんが、上で見ている父は私が一人前の男になったことを喜んでくれていることでしょう。そんなことで私は愛人募集に踏み切ることにしました。男としての証と癒しを求めて。

 

しかし家族には絶対にばれないようにしなくてはいけません。私の母は、父のいう事は絶対!という古き女性なので父が浮気しても文句ひとつ言いませんでした。それに対して私の妻は、姉さん女房ということもあり私が他の女性と関係をもったら絶対に離婚に踏み切ると思います。それに息子もまだ多感な時期です。家族を悲しませないためにもひっそりと愛人契約をしてくれる女性を探さなければなりません。